voice & tone | 1人design system advent calender 11日目
11日目はvoice & tone。 voice & tone は、UI上でのユーザとのコミュニケーションについてのあり方を示すことと、その状況による使い分け方に関してのガイドラインのことを指しているもの。例えば、何かしらエラーが発生したときにエラーメッセージをどのようにユーザに伝えるかを規定すること。
声が一人一人異なるものであるように、デザインシステムに置き換えると、voiceはプロダクトにおけるコミュニケーションについての姿勢がどうあるべきかを決める。一方でtoneはそのvoiceを状況によってどのように使い分けするかを示すもの。
Workday Canvas Design Systemのvoice & tone
実際のvoice & toneの例としてWorkday Canvas Design Systemを見てみる。 Workday Canvas Design Systemのvoice & toneでは、voice & toneを「Simple」、 「Fast」, 「Clever」の3つで示している。
- 「Simple」
- 専門用語を避けること
- 過剰な説明を避けること
- 「Fast」
- 短くするように努めること
- ユーザに二人称で話しかけること
- 「Clever」
- 親しみやすく、直感的であること
- 正確であること
このようにユーザとのコミュニケーションに関わる部分について voice & tone としてデザインシステムでガイドラインを用意することがある。